連続時間システム
インパルス応答
単位インパルス信号 \(\delta(t)\) をシステムに入力したときの出力をインパルス応答といい、次のように定義されます。
システム \(\mathcal{S}\) と単位インパルス信号 \(\delta(t)\) に対して
をインパルス応答という。
線形時不変システム
任意の入力信号 \(x(t)\) は単位インパルス信号 \(\delta(t)\) を用いて
と表せます。
システム \(\mathcal{S}\) を線形時不変システムとするとき、入力信号 \(x(t)\) に対する出力信号 \(y(t)\) は
ここで、インパルス応答を \(h(t)\) とすると、\(\mathcal{S}\) の時不変性より
が成り立ちます。 よって
線形時不変システムにおいて、インパルス応答を \(h(t)\) とすると、入力信号 \(x(t)\) に対する出力信号 \(y(t)\) は
と表せる。
連続時間システムの伝達関数
前節より、線形時不変システムでは、信号 \(x(t)\) を入力したときの出力信号 \(y(t)\) は、インパルス応答 \(h(t)\) を用いて
と表せることを学びました。 この両辺をラプラス変換すると
となります。 このとき
を連続時間線形時不変システムの伝達関数といいます。
周波数応答
線形時不変(LTI)システムの伝達関数 \(H(s)\) に
と書けるので、\(s=j\omega\) を代入すると
となり、これは(因果信号の)フーリエ変換になっています。 つまり、\(H(j\omega)\) を調べれば周波数解析が可能だということです。 この \(H(j\omega)\) を周波数応答といいます。
線形時不変システムの伝達関数 \(H(s)\) に対して、\(s=j\omega\) を代入したもの
を周波数応答という。
また、\(|H(j\omega)|\) を振幅特性といい、\(\angle H(j\omega)\) を位相特性という。